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2003年11月24日月曜日

第3の案が好きな日本人

小選挙区制の結果を見ていて思った。小選挙区では一人しか当選せず、往々にして一方の主張(第1案)しか残らないか、 次点者が比例区で復活当選することでもう一方の主張(第2案)も残るかで、中間案の第3案が残るのは難しいものだなあと。しかし、 往々にして中間案の第3案こそが「より良い案」であることが多いのが現実。 第3党以下の議席が伸びにくい小選挙区制のままで大丈夫なのだろうか。政治腐敗がひどい時には政権交代しやすい小選挙区制の意義は大きいが、 政治腐敗が少なくなった時には第3の案も残る制度がいいのではないだろうか。「足して2で割る」ことが多い日本社会にあって、 「2つの案をアウフヘーベンする第3案」が出てきにくくなるのは不幸なことではないかと感じた。

wrote by m-hamada : 2003年11月24日 00:02