« 平成16年度最後の健康福祉委員会 | メイン | 医師の暴走を止められなかった病院の体制不備! »

2005年03月25日金曜日

「この子らを世の光に」と40年!!

「学生時代のボランティア体験が元で40年間福祉に携わってきた。『この子らに世の光を』ではなく、『この子らを世の光に』との思いでがんばりたい」との気迫のこもった言葉が心に残った。川崎市で初めての重症心身障害児施設となる「ソレイユかわさき」の落成式が3月25日行われ、その中での理事長あいさつの言葉だ。ソレイユとは「太陽」を意味するフランス語で、太陽のような人々の笑顔とエネルギーにあふれる施設をつくりたいとの思いを込めたという。重症心身障害児施設とは重度の精神発達遅滞および重度の肢体不自由が重複している方々のための施設で、医療ケアだけでなくリハビリや療育活動、個々のペースに合わせた生活をサポートしていくとのこと。調べてみると、理事長が言われた『この子らを世の光に』という言葉は、もともと“障害者福祉の父”といわれた糸賀一雄氏の言葉で、「精神薄弱といわれる人たちの真実な生き方が世の光となり、世の人々がかえって人間の生命の真実に目覚めていく」との確信が込められているとわかった。何年も何世代にもわたって語り伝えられ、風化せず人々の心に残り続ける言葉、力のある言葉というものが世の中にはあるものだなあと感じた。行動に裏打ちされた、そして決意あふれる「力ある言葉」、そういう言葉を発せられる人間に自分もなりたいものだと思った。

wrote by m-hamada : 2005年03月25日 16:08