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2006年01月24日火曜日

『素朴な正義感』を大事にする社会へ

「正しいものは正しいとし、間違っているものは間違っていると峻別できる『素朴な正義感』が必要なのではないか」と。ホリエモン逮捕に際しての元東京地検特捜部長・宗像紀夫(むなかたのりお)氏のコメントだ。「人間を動かすのは金。人の心はお金で買える」(『稼ぐが勝ち』平成16年8月出版)と豪語していた堀江社長を、『素朴な正義感』という言葉でスパッと袈裟斬りにするとは、さすが元特捜部長と感心。厳しい世界に生き、世の風雪に耐えてきた人の、鍛え抜かれた判断力、研ぎ澄まされた洞察力を見せていただいたようで、頼山陽が上杉謙信の川中島の戦を歌った詩に出てくるという「十年一剣を磨く」という言葉を思い出した。左右にぶれる極端な意見ではない中庸・中道の意見、常識的な考え、そして、世間の雑音に負けないで正義感を貫き通す生き方、そんな思いの感じられる『素朴な正義感』をこれからも大事にしていきたい。

wrote by m-hamada : 2006年01月24日 18:31