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2009年09月15日火曜日

公明党川崎市議団の代表質問(9月議会 小学校の冷房化)

 9月15日、川崎市議会本会議にて、岡村テル子議員が公明党の代表質問に立ち、25項目のテーマを取り上げました。その中の特に、小学校の冷房化について報告します。

 市内小学校の冷房化事業などは市内業者に発注すべき!

 市立小学校114校のうち、冷房が設置されていなかった89校、および、聾学校の計90校について、普通教室冷房化事業が完了しました。PFI方式による整備で、設計、施工、維持管理などを含む平成34年3月までの契約金額は約50億円です。夏休み明けの8月27日には幾つかの小学校でエアコンの点灯式が行われました。まず、設置されたエアコンの特色、機能について質問し、次に、冷暖房それぞれの使用日数の見込みと全授業日数に対する使用割合、冷暖房の設定温度の考え方について聞きました。さらに、これまで市が発注する事業については市内企業を優先すべきと何度も要請してきましたし、市側からも何回となく、市内事業者の受注機会を確保し、市内経済の活性化への配慮をする旨の答弁がありましたが、今回の小学校冷房化事業では、市内事業者の受注が少なかったと聞いていることから、本事業を受注した事業者グループの下請事業者のうち、何%が市内事業者であったのかを質問し、市内事業者に優先発注する方策を作るべきと迫りました。

 答弁として、教育長から「設置したエアコンの特色、機能については、昼間に比べて安価な夜間の電気を利用した最新の氷蓄熱空調システムであり、輻射(ふくしゃ)温度センサーの採用により温度むらのない快適な室内環境を実現したものです。ウエブサイトですべての学校の電力使用量を確認することができる電力使用量の見える化を図りました。次に、冷暖房の使用日数の見込みについては、夏季の冷房は6月から9月のうち60日、冬季の暖房は12月から3月のうち58日を想定しており、全授業日数に対する使用割合は6割弱となっています。次に、冷暖房の設定温度は、夏季の冷房時は28度C、冬季の暖房時は18度Cとしておりまして、職員室で集中管理を行うものです。次に、市内事業者への発注状況についてですが、今回の冷房化事業を行うに当たりましては、市内経済の活性化、コスト縮減の経済性、環境への配慮等の条件を勘案いたしまして、中学校につきましては直接施工により平成20年度及び平成21年度の2カ年で設置、小学校につきましてはPFI手法を活用することにより平成21年度に一括して設置することとしたものです。こうした取り組みの結果、中学校の冷房工事を受注した事業者は、設備工事14社、電気工事13社で、すべて市内の事業者となっております。また、小学校冷房化事業における特別目的会社からの冷房工事を受注した事業者は、設備工事は14社のうち市内事業者は5社で約36%、電気工事は14社のうち市内事業者は1社で約7%と伺っておりますが、さらに受注事業者からの下請事業者として多くの市内事業者に協力していただいたと伺っております。今後とも学校施設整備に当たりましては、市内事業者の優先発注について十分配慮してまいります」との答えがありました。

wrote by m-hamada : 2009年09月15日 19:09