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2010年01月23日土曜日

同窓会・役員会から帰って考えたこと

 中原区の生涯学習プラザで開催された多摩高校同窓会の幹事会に出席。参加者とお話しする中で、多摩高の校訓である「質実剛健」と「自重自恃」が話題になり、出身校の教訓ではあるものの言葉を知っているだけで、意味がよくわかっていないことに気がつきました。

 家に帰ってから高校のホームページを見たところ、「質実剛健」は「集団の規則に従い、社会的な諸条件の中にあって、必要最小限度の質素な素材を持って、不撓不屈、勤勉力行、堅忍不抜、もって最大限の効果を挙げるようつねに努力すること」と。「自重自恃」は「生命の貴重なことを自覚して、自他を敬愛し、明朗闊達、礼儀を重んじ、自由と責任をわきまえ、自主独立の精神に徹し、つねに自らを恃みとできるように自己の昂揚に努めること」とありました。

 卒業して30年にしてようやく校訓の意味を噛み締めるとはどういうことかと、うつむき加減に考えたり、でも校訓を覚えていたから意味を知りたいとなったので、ありがたいことだと顔を上げて楽観的に考えたり・・・。最終的には、楽観主義が勝って、いずれにしても、同窓会役員会に出席したから自覚できたのだ、まあ良かったと、自分に言い聞かせることに。

 一瞬のことですが、新入生になって校訓の刻まれた石碑の前に佇む自分に会えたようで、何となく温かな気持ちになりました。

wrote by m-hamada : 2010年01月23日 15:41