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2010年09月28日火曜日

エーリッヒ・フロムの言葉

 「経済的、文化的、情緒的側面で、完全に独立して生きることのできない人は、自尊心が傷つけられると、その回復の手段として復讐が生涯の主目的となる。生産的に生きている人は、たとえ傷つけられ、侮辱され、損害を与えられても、生産的に暮している過程そのものが過去の傷を忘れさせる」
 ドイツの社会心理学者であるエーリヒ・ゼーリヒマン・フロム(Erich Seligmann Fromm、1900年3月23日~1980年3月18日)が『悪について』の中で人間の復讐感情について述べた文章です。
 月刊誌『WiLL』10月号の対談の中で出てきたものですが、精神分析の大家の言葉だけに深く考えさせられました。

wrote by m-hamada : 2010年09月28日 18:15