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2012年03月05日月曜日

婚活支援を! 福祉産業への参入促進を! (予算委員会)

 3月5日、予算委員会で質問に立ち、(1)商店街支援および婚活支援について、(2)福祉産業への市内企業の参入促進について、市の取り組み姿勢を質しました。


 商店街の活性化を! 婚活支援を!

 2月18日に溝の口駅周辺で行われた街コンと、昨年6月と11月に川崎駅東口周辺で行われた小川町バル(飲食店はしごイベント)について、商店街の反応を明らかにするとともに、市として積極的に協力すべきと追及。あわせて、いわゆる婚活支援について、都道府県では66%、市町村では32%の自治体が何らかの取り組みをしていることから、本市としても取り組みを検討すべきと求めました。
 <事例>
 佐賀県武雄(たけお)市:お見合いを取り持つ「お結び課」という組織を市役所内に設置。
 福井県:男性向けに気恥ずかしさを克服して会話を弾ませる術を学ぶ「男前講座」を実施。
 茨城県:会話力を磨くセミナー「みんなでしゃべらナイト」を毎月開催。
 大分県豊後大野(ぶんごおおの)市:親同士で情報交換する「婚活PTA」を開催。子どもにプレッシャーを与えすぎないように啓発もしている。
 愛媛県:出会いイベントやお見合いを実施。その際に会話を取り持つ「愛のキューピッド」と名付けられたボランティアも加わっている。
 奈良県:専門組織「なら出会いセンター」が「結婚応援団」に登録した飲食店などとともに出会いイベントを展開。
 徳島県:ヤフーと提携し、結婚仲介サービス「ヤフーお見合い」に県内の婚活イベントを紹介するページを開設。
 山形県最上町と東京都板橋区:東京の女性が最上町で地元男性と農業や自然を体験するツアーを開催。
 宮崎県西米良村(にしめらそん):20万円の結婚報奨金制度を創設。低家賃の村営「若者定住住宅」が出会いの場としても機能している。
 
 経済労働局長は、「街コンなどは商店街からも参加者からも好評でしたので、商店街の魅力アップ支援の観点から協力していきたい」と答弁。副市長も、「婚活支援は人口減少の見られる自治体で取り組まれているようですが、本市では商店街の活性化や街のにぎわいにつながるイベントを中心に積極的に応援していきたい」と約束しました。


 福祉産業への市内企業の参入を促そう!

 本市では福祉製品の開発に対して、開発・製造・展示・販売の各段階で補助金を出しているが、市内企業の新規参入を促すためには、特に販売段階に力を入れるべきと質問。また、川崎発の福祉製品の中国などへの販路拡大を進めていくべきと迫りました。
 経済労働局長は、「本市では、独自の福祉製品基準(かわさき基準)をつくるとともに、福祉製品のアイデアコンテストや開発支援補助金などにより市内中小企業の参入を促進してきたが、今後さらに建設業からの参入を図るためのフォーラム開催などを充実し、他業種からの参入促進を進めていきたい。中国などへの販路開拓も積極的に進めたい」と答えました。

 

wrote by m-hamada : 2012年03月05日 00:23