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2012年06月14日木曜日

市政だよりの内容充実と配布方法の改善を! (代表質問)

 6月14日、川崎市議会本会議にて、岡村テル子議員が公明党の代表質問に立ち、20数項目のテーマを掲げ、市の対応を質しました。
 その中の特に、市政だよりについて今まで以上の創意工夫を求めた質問に関して内容を報告します。


 質問としては、市政だよりは市政と市民をつなぐ重要な情報手段であり、お知らせや募集案内などが数多く掲載されているものの、紙面の都合などで掲載できないものもあり、紙面構成のマンネリ化を指摘する声もあることを示し、グルメや観光などの特集を組むなど、めり張りのある編集を心がけるべきと主張。平成20年4月に改定された市政だより掲載基準には、市民生活に関わりの深いもの、市民の関心が高いものを第一に考え、とあるが、実際の掲載基準は市の施策や計画など中長期的なものの優先順位が高く、例えば就労支援の情報のような今まさに必要なものの優先順位は低いように見えることを指摘し、市民が今まさに必要としている情報は、すべて掲載できるように努めるべきと質問しました。
 さらに、2月の市政だよりでは掲載要請のあったものが比較的載りやすいものの、他の月は載りにくいように聞いていることから、掲載要請にこたえられないものはどのくらいあるのかということと、掲載要請にこたえられるようにするため、ページ数をふやすことも必要ではないかと迫りました。
 また、以前の議会答弁では、町内会・自治会に配布をお願いしている1日号の配布率は8割台であるのに対して、新聞折り込みで配布している21日号は7割台ということだったことを上げ、21日号の配布について、新聞の購読率も下がっているので、他の政令市で導入しているポスティングによって配布率を高めることを検討すべきと質問しました。

 答弁として、市民・こども局長は、「市政だよりの編集については、市の主要な事業やお知らせなどを初め、アジアの食と雑貨を楽しめるアジアンフェスタ、工場夜景などをめぐる産業観光ツアーなど、本市の魅力を知っていただけるような紙面づくりにも努めており、市政だよりの制作についても、年間計画をもとに、市政だより掲載基準により、市民生活に関わりの深いもの、市民の関心が高いものを第一に、市の主要施策やその成果、市の計画、市の行事、催し、募集などのお知らせ、市民生活の向上、安全やコミュニティの醸成に資するものなどを考慮し、掲載しているところです。また、市民の関心が高いものとして、就労支援に関する情報につきましても掲載に努めておりますが、今後も市民の皆様が必要とする市政情報を提供してまいります」と答えました。
 また、市政だよりへの掲載依頼については、「市政だよりの編集に当たっては、情報の重要性を判断し、簡潔な文章でより多くの情報を掲載し、記事によっては掲載号を変更するなど、必要性の高い市政情報をできる限り掲載するなど柔軟な対応に努めており、市政だよりの紙面を増やすことについては、今後も必要性の高い市政情報の掲載状況を見ながら、紙面をふやすことにより費用が増加する課題もあわせて検討してまいります」と答弁しました。
 さらに、市政だよりの配布方法については、「ポスティングによる場合、新聞折り込みによる方法と比べ費用が増加すること、市内全域の各世帯にお届けするまでに日数を要することなどの課題がある」ということを示した上で、「現在、本市では、市政だよりを市民の皆様にお届けするため、町内会・自治会等にお願いをしての配布や新聞折り込みによる配布のほか、市内の公共施設、駅、金融機関など身近な場所で入手ができるよう市政だよりを設置していており、平成23年2月からは、市内のセブン-イレブンの全店舗でも設置するようになっており、今後もさまざまな事業者の方々に御協力をいただき、市政だよりの設置箇所の拡大を図るなど、より多くの市民の皆様に市政だよりをお届けするよう取り組みを進めてまいります」との答弁をしました。

wrote by m-hamada : 2012年06月14日 21:33