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2014年07月20日日曜日

野田聖子・自民党総務会長の言葉

 「それ(自民党が大事だという意識)以上に国をよくしたい。私は郵政民営化に反対して党を一度追い出され、自民党がパーフェクトな存在ではないと身をもって知る証人だから、『党が栄えて、国がへたっては意味がない』といいたい」

 7月20日付け日経新聞の「『自民一強』時代の行方」とのタイトルのインタビュー記事に登場した、自民党総務会長・野田聖子さんの言葉です。
 集団的自衛権に反対ではないが閣議決定で決めることに注文をつけた点について、「安倍政権よりも自民党が大事だという意識ですか」と聞かれた際の答えです。

 大胆なことをおっしゃられるなと感じ、心に残りました。

 インタビュアーから、「ねじれ解消から1年たち、自民党に緩みやおごりが出始めていませんか」と聞かれた際の答えも、刺激的な感じがしました。
 「野党時代に屈辱や悲哀を味わった私のような議員は大丈夫だ。親しかった官僚が民主党議員にべったりしているのをみて諸行無常を感じた。心配なのは1年生議員。若いうちから官僚にちやほやされて勘違いするおそれがある。落選していた人も国会での野党経験がない。落選中は支持者とばかりつきあうから案外苦しい思いをしていない」と。

 状況を達観視されているような、悟っているような感じがして、興味深いと思いました。修羅場と言えるような、苦労の場面を踏み越えて来られたからこその言葉なのでしょうか。

 

wrote by m-hamada : 2014年07月20日 19:47