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2014年06月28日土曜日

樋口恵子さんの言葉

 「健康寿命と平均寿命の差は約10年あります。多くの人が人生の10年間はだれかの支えが必要です。そして子どもはすべて介護責任者になる。先ごろ『大介護時代を生きる』と題した本を書きましたが、まさにそうした時代が始まっています」

 「親が亡くなり、兄弟姉妹はおらず、子どもも孫もいないファミリーレス(家族なし)の人があふれる本格的な“ファミレス”社会がやってくる。今の50代は少子化と独身化の最先端にいます。彼らが高齢になったときにどんな問題が生まれるか。今から備える必要がある」

 6月28日付けの日経新聞・夕刊に、「“ファミレス”社会 樋口恵子さんに聞く」という紙面がありました。その中で語られている樋口恵子さんの言葉です。

 樋口恵子さんはひとつの解決策として「家族の概念を広げること」を提案されており、一昨年にスウェーデンを訪れて感銘したこととして、「日本と同様の介護休業制度があるのですが、日本は対象を親族の一部に限っているのに対して、スウェーデンは友人でも隣人でも介護を受ける人の承認があれば認める。80%の所得補償もあります。まさに遠くの親せきより近くの他人です」とも述べられています。

 ますます進む高齢化社会の中で、介護の問題の重要性をわかりやすく深く示していただいていることに感動しました。重く受けとめ、対応を考え続けて行きたいと思いました。

 

wrote by m-hamada : 2014年06月28日 21:51