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2016年04月17日日曜日

作詞家・橋本淳さんの言葉

 「港の見える丘公園から見渡すと、川崎の工業地帯で青い光が小さく輝いていた。『ブルー・ライト』の言葉が浮かんだ。」

 作詞家・橋本淳(はしもと じゅん)さんの言葉です。
 橋本淳さんは、昭和14(1939)年7月8日生まれで、本名は与田凖介(よだ じゅんすけ)さんで、父親は詩人・児童文学者の与田凖一さん(1905年 - 1997年)。『ブルー・シャトウ』、『亜麻色の髪の乙女』、『カナダからの手紙』など、すでに2,000曲以上を作詞されて発表しておられます。
 この言葉は、4月17日付の読売新聞の「レジェンドかながわ」に掲載されており、昭和43(1968)年に歌謡曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」を作詞されたときのお話として紹介されています。

 レコード会社の担当者から、いしだあゆみさんの歌を3曲作ってほしいと頼まれ、その3曲目の素材を求めて横浜をドライブしていて、港の見える丘公園に行かれたようです。
 川崎の光を見られたのでしたら、「ブルー・ライト・カワサキ」と歌ってほしかったなとも思いましたが、今から48年前の時点で、すでに川崎の工場夜景が大作詞家に良いインスピレーションをもたらすような、大きな魅力を備えていたということではないかと思い、感動しました。

 

wrote by m-hamada : 2016年04月17日 21:07