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2016年06月08日水曜日

若者の政治参画について(代表質問)

 6月8日、川崎市議会の本会議において、宮前区選出の山田晴彦議員が、公明党の代表質問に立ち、20数項目のテーマについて質問しました。
 その中の、特に、若者の政治参画について報告します。
 
 共通投票所について
 
 いよいよ、この夏の参院選から18歳選挙権がスタートしますが、それに伴い、幾つかの投票制度の見直しが行われます。選挙の投票日に駅やショッピングセンターなどで共通投票所が設置可能となることもその一つですが、報道では、設置を予定している自治体は北海道函館市など全国で4市町だけとのことであることから、本市が実施するに当たっての課題と取り組みについて質問しました。
 また、本市では来年秋に市長選挙が行われることから、その市長選挙では共通投票所が設置できるよう検討すべきと主張しました。
 
 期日前投票について
 
 これまで期日前投票は、8時半から20時の時間帯で実施してきましたが、6時半からの前倒し実施と22時までの時間延長が可能となりました。本市の実施へ向けての検討状況を問いました。
 
 若者の政治参画を促す施策について
 
 北海道では青少年健全育成審議会の委員に2名の若者枠を設けて、18歳以上38歳以下で青少年の健全育成に関心のある人を公募で選任しています。本市でも、例えば青少年問題協議会の委員に若者枠を設けるなどの方法により、若者の政治参画を促すことを検討すべきことから、見解を問いました。
 
 
 選挙管理委員会事務局長の答弁
 
 共通投票所の設置については、「選挙の当日に市町村の区域内のいずれの投票区に属する選挙人も投票できる共通投票所の設置につきましては、公正公平な選挙執行という観点から二重投票の防止に取り組むことが重要でございます。そのためには、選挙人の受け付け情報を投票所で共有するための当日投票システムの新たな開発や、極めて厳格なセキュリティ対策が施されたオンライン環境の構築、システムのダウンに備えた対策、さらに、これらの解決に必要な費用の確保などの課題がございます。選挙の管理執行の任に当たる選挙管理委員会といたしましては、着実な執行体制を確保しつつ、共通投票所の設置を目指すために、まずは現在の紙の選挙人名簿をシステム化した上で安定した投票所の運営体制を構築することが重要であり、その第1段階としまして当日投票システムの導入を目指し関係局と協議してまいりたいと存じます」と答えました。
 
 期日前投票所の投票時間の弾力的な設定については、「駅や商業施設などに設置された期日前投票所において、これら施設の利用者である選挙人の利便性を向上させることを目的に、これまで午前8時30分とされてきた開始時刻の2時間以内の繰り上げと、同じく午後8時までとされてきた閉鎖時刻の2時間以内の繰り下げについて、施設の利用状況等を踏まえ、弾力的に設定できるものとされたところでございます。本市では、駅、商業施設などに設置する期日前投票所はございませんが、各区役所等に設置する本市の期日前投票所において投票時間の弾力的な設定を行うことが選挙人の投票環境や投票率の向上に寄与する有効な施策であるか、十分に事前の周知を行った上で検証する必要があります。また、投票管理者の長時間従事や事務従事者などの人員の確保、投票事務への影響などの課題も明らかとなってきたところでございます。以上のことから、今後の期日前投票所の投票時間につきましては、適切な運営体制を含め、引き続き区選挙管理委員会とともに検討してまいりたいと存じます」と約束しました。
 
 
 こども未来局長の答弁
 
 若者の政治参画を促す施策については、「本市では青少年の総合的施策を推進するため、条例により川崎市青少年問題協議会を設置しているところでございます。この協議会の委員につきましては、市議会議員、教育委員会の委員、関係行政機関の職員、関係団体の役職員、学識経験者、本市職員と規定されておりますが、審議に当たりましては、現地調査を行う際、広く子どもや若者の意見を聞きながら進めているところでございます。協議会の調査や意見具申に若者が参画していくことは非常に重要であると考えておりますので、今後も引き続き、子どもや若者の意見を聞く場を多く設けるとともに、協議会への若者の参画手法についても検討してまいりたいと考えております」と答えました。
 
 

wrote by m-hamada : 2016年06月08日 21:26