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2017年01月14日土曜日

明治大学教授・斎藤孝さんの言葉

 「(知性とは)冷静な判断力があることだと考えています。知識があっても、例えば、デマを信じ込んでちゃんとした判断ができないというのは知性に欠けているということになります。情報があふれる現在、自分でどれを選択して、何を判断するのかということが常に問われています。誤れば、自分の短期的な利益だけに向かって流されていくことにもなります。これほど知性が求められている時代はないのではないでしょうか」
 
 『知性の磨き方』や『声に出して読みたい日本語』の著者で、明治大学教授の斎藤孝さんの言葉です。1月14日付の読売新聞「成毛眞(なるけ・まこと)の新読書スタイル」の中で紹介されていました。
 
 日本史上最強の知性について、斎藤孝さんが「豊臣秀吉、徳川家康あたりでしょうか。特に家康はあれほど長く続く国家の形を作り上げた。壮大な課題をこなしてきたのだなと思います」と話されていることと、成毛眞さんが「私は家康の孫にあたる保科正之を挙げたいですね。私自身がロールモデルとする人物でもあるのです。秀吉、家康の武家社会を一気に「文武」の「文」の方向に振った。1657年の明暦の大火の際、江戸城天守を再建せず、復興を優先させるなど、いわゆる文治政治に瞬時に変えた。それが現代日本の繁栄にもつながっているのではないかと思います。知名度は低いですけど」と語られていることも興味深く拝読しました。
 
 斉藤孝さんと成毛眞さん、お二人の著作をしっかり読ませていただこうと思いました。
 

wrote by m-hamada : 2017年01月14日 21:40