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2017年06月23日金曜日

熱中症への対応強化を! 区内交通の充実を! (一般質問)

 6月23日の市議会・一般質問で、(1)ふるさと納税への川崎らしい返礼品の検討、(2)熱中症対策として冷たい水をこまめに取ることの啓発、(3)次世代の乗り物を含めた川崎区内の交通充実、(4)市民アンケートの結果を南武線の混雑緩和などに活かすこと、の4点について質問しました。

 追分まんじゅうなどを返礼品に!

 平成21年度からスタートした「ふるさと納税」について、全国的に利用者が増え(平成21年度から28年度にかけて、利用者は3万人から129万人へと43倍、寄附金税額控除額は19億円から1001億円へと52倍)、県内では横浜市や相模原市、平塚市が新たに返礼品を導入したことから、川崎市も「かわさき名産品」に認定されている追分まんじゅうや久寿餅など91品目を活用して返礼品を検討すべきと提案しました。
 ※横浜市は、4月から「よこはま動物園ズーラシア」などで使える年間パスポートや、市バスと地下鉄の一日乗車券の贈呈をスタート。
 相模原市は、昨年12月から市内で生産される卵や豚肉を贈り、開始からの3か月で前年度の3倍にあたる2,000万円の寄附を集めた。
 平塚市は、4月から地元のサッカーチーム「湘南ベルマーレ」のユニホームや特産品のバラを使ったジャムなどを贈呈。
 藤沢市は、急遽、8月から返礼品を導入することを決めた。
 
 財政局長は、「川崎市でも平成21年度から28年度にかけて、利用者(272人→28,609人)も寄附金額(寄附金税額控除額1,064万円→12億8,145万円)も100倍以上に増えています。川崎市に10万円以上の寄附をいただいた人には、民家園や宙(そら)と緑の科学館の招待券などを贈呈していますが、さらに川崎市を応援したいという気持ちを持っていただけるよう具体的な検討を進めます」と答えました。
 ※参考までに、川崎市へのふるさと応援寄附金(受納額)は、平成21年度から28年度にかけて、寄附件数73人→144人、受納額5,552万円→(平成22年度2,209万円)→1,965万円とほぼ横ばいです。

 熱中症には冷たい水が効くと広報を!

 早くも5月に猛暑日(35℃以上)と真夏日(30℃以上)を記録したことから、熱中症対策に力を入れようと質問しました。
 ※5月21日には群馬県館林市で35.3℃の猛暑日を記録し、全国で239人が熱中症とみられる症状で救急搬送された、と報道されています。

 消防局長と健康福祉局長、上下水道事業管理者は、「昨年度、川崎市内では271人が熱中症で救急搬送され、年齢区分では65歳以上が一番多く全体の39.5%を占めました」、「環境省の熱中症保健マニュアルでは、5℃~15℃の冷たい水が深部体温を下げ、水を吸収する小腸に早く届くことから熱中症に効果的と示されています」、「川崎市の水道水の温度は、年平均では17.3℃ですが、5月から9月の平均は22.2℃になります」、「熱中症対策には、のどが渇かなくても冷たい水をこまめに飲むことが効果的と広報し、老人いこいの家などでも声掛けに努めます」と答弁しました。

 川崎区内の交通を充実させよう!

 川崎市は30年後を見すえた「臨海部ビジョン」を作成中ですが、その中で「今の交通手段だけでは30年後はもたない」としていることから、新たな交通手段を含めて路線充実を図ろうと質問しました。
 臨海部国際戦略本部長は、「さらに働きやすく生活しやすい川崎区をめざして、交通ネットワークの充実などを検討中です。つくば市で実験されているセグウェイなどの移動支援ロボットや自動運転のマイクロバスなど、次世代のモビリティ(移動手段)の導入可能性を幅広く検討し、交通システムの充実を図ってまいります」と答えました。

 

wrote by m-hamada : 2017年06月23日 21:46