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2017年12月18日月曜日

住環境の改善策を! おいしい水道水の広報を! (一般質問)

 12月18日の市議会で質問に立ち、(1)住宅と工場が混在する地域での環境改善策、(2)安全・安心でおいしく経済的な水道水のアピール、(3)市内企業の成長につながる“ふるさと納税”の仕組みづくり、の3点について質問しました。

 住宅地内の工場の移転に支援を!

 平成29年4月に「がんばるものづくり企業操業環境整備助成制度」ができ、市内企業の防音対策や工業地域への移転に助成金を出しているようだが、対象が製造業だけなので業種の拡大を図るべき、と質問しました。
 経済労働局長と副市長は、「防音・防振・防臭対策には上限300万円で経費の4分の3を助成し、工業地域・準工業地域への移転には上限3,000万円で経費の5分の1を助成しています。4月~11月の8ヶ月間で12件の申請があった」と示し、「今後も住環境や操業環境の改善に努めたい」と答えました。
 
 マイボトルで水道水を飲んでいただこう!
 
 東京都が「環境にやさしい2020東京オリンピック・パラリンピック」をめざし、都民にマイボトル(水筒)を持っていただいて公共施設の冷水器から給水することで、ペットボトルのごみを減らす運動を進めていることから、川崎市でもマイボトルでおいしい水道水を飲んでいただこうと提案しました。
 環境局長と上下水道事業管理者は、「川崎市では、資源ごみとして出されるペットボトルの運搬・処分に年間5億8,000万円かかっている(収集・運搬と処理・処分に7億円かかり、資源としての売却益が1億2,000万円出ることから、差し引きで5億8,000万円かかる)」として、「水道水が安全でおいしく、2リットルで0.2円と市販のペットボトル水よりも非常に安価なことを広報し、マイボトルの利用を促進したい」と答弁しました。
 
 市内企業の製品をふるさと納税の返礼品に!
 
 相模原市や平塚市、横須賀市などが、ふるさと納税の返礼品として地元企業が作った三味線や湘南ベルマーレのグッズ、地元農家でのブルーベリー狩りなどを用意していることから、川崎市も市内企業の製品を活用しようと求めました。
 財政局長と経済労働局長は、「選択メニューと記念品の充実に努める」と述べ(現在の選択メニューは23種類)、「かわさき名産品には現在、62事業者の91品目が認定されているが、賞味期限や生産量などの課題を踏まえ、事業者の意向を確認しながら進めたい」と答えました。
 
 ※相模原市は、11月までの返礼品74品目のうち、12月からは需要が少なかった17品目を取りやめる一方で43品目を増やして100品目とした。返礼品を導入した2017年12月から2017年3月までの寄附額は1,990万円となり、返礼品がなかった2015年に比べて3倍に拡大。
 ※平塚市は、2017年4月に返礼品を導入し、地元に本拠地があるJリークの湘南ベルマーレのグッズやサーフボードなど約60品目を用意している。
 ※横須賀市は、10月から返礼品をそれまでの1.5倍の240品目に増やし、体験型のコト消費の人気が高まっていることから、ウィンドサーフィンやシーカヤック、ブルーベリー狩りなどを加えている。
 ※厚木市もこの1年間で3割増の約180品目を用意している。

 

wrote by m-hamada : 2017年12月18日 15:24