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2007年01月16日火曜日

50年間の変わらぬ善意に心から拍手!

「夜間の君へ」励まし50年、という見出しの朝日新聞・夕刊の記事に感動した。山田洋次監督の映画「学校」のモデルになった東京都・荒川区立第九中学校の夜間学級にまつわる話で、夜間学級開設の1957年から50年間にわたり、毎月、手紙とともに寄付金を送り続けている人がいるということだ。その人は、福岡県在住の西谷勲さんという方で、現在65歳というから、15歳から寄付金を送り続けてきたことになる。キッカケは新聞に載っていた女子高生の投書で、「家庭の事情で、何回か続けてきた夜間中学への援助ができなくなった。誰か引き継いでくれませんか」との呼びかけに応え、500円のお小遣いの中から300円を送ったことが始まりだという。社会人になってからは500円、千円と増やし、現在は3千円を送っているようで、「仕事で苦しいとき、手紙を書くことで自分も励まされてきた。人のためというより、自分のために書いてきた」との謙虚な言葉にも感動した。「寒いと思いますが、勉強が終わってからの下校は充実感でいきいきした感じではないでしょうか」との言葉を添えて送ったり、「嫌になることもあると思いますが、学力は自分自身の無形の財産です」との励ましの手紙を添えたときもあるという。西谷さんの半世紀にわたる変わらぬ善意を心から称えたいと思った。

wrote by m-hamada : 2007年01月16日 10:46