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2008年12月16日火曜日

浜川崎線の増便を! 高齢者の就労支援を!

 11月~12月の川崎市議会・第5回定例会で一般質問に立ちました。(1)浜川崎駅周辺の整備、(2)高齢者の就労支援、(3)観光事業、という3つのテーマについて質問しました。(以下は一問一答の要旨です)

(1)浜川崎駅周辺の整備
Q:浜川崎駅周辺の整備について、臨海部発展のカギとなるJR浜川崎線の輸送力アップ、増便のために検討調査を早く行なうべきではないか?
A:総合企画局長「浜川崎駅周辺を臨海部の戦略拠点と位置づけ、旅客列車の増発や信号設備等の改良の検討調査を3月までに実施します」

Q:東海道貨物支線の貨客併用化は国の計画であるが、状況は?
A:総合企画局長「地球温暖化対策のため自動車輸送から貨物列車へ輸送形態が移っており、貨物列車が計画以上に増えています。また、多額の整備費などの課題がありますので、引き続き検討してまいります」

Q:浜川崎駅のバスターミナルは整備を進め、充実すべきと思うが?
A:総合企画局長「バスターミナルについては、周辺へのバス交通の拠点となるよう機能強化をめざしてまいります」

(2)高齢者の就労支援
Q:高齢者の就労支援について、シルバー人材センターの地域班を早くつくるべきだが、状況は?
A:健康福祉局長「1班あたりの人数や地域区分を検討し、平成21年度に可能な地域から設置できるように進めます」

Q:大阪府堺市では学校施設の管理業務をシルバー人材センターが受けている。川崎市も同様にすべきでは?
A:健康福祉局長「学校など公共施設の管理をはじめ、民間の受注も拡大できるように取り組んでいきます」

Q:教育委員会としてもシルバー人材センターへ仕事を出せるように協力すべきではないか?
A:教育長「学校施設の管理業務には設備の保守点検やプール清掃、植栽の管理などがありますので、検討していきます」

Q:高齢者白書に示されている「65歳から69歳の高齢者のうち4割以上の男性と2割以上の女性が働きたいと考えている」という結果をふまえ、高齢者の就労支援を推進すべきと思うが?
A:経済労働局長「溝の口駅前の『てくのかわさき』にある『キャリアサポートかわさき』と『川崎市高年齢者職業相談室』において、60歳以上については年間200名以上の就職決定をみています。今後さらに、市民の皆さんへの広報を工夫し、充実に努めていきます」

(3)観光事業
Q:観光事業について、11月28日に行なった第6回産業観光モニターツアーの成果は?
A:経済労働局長「工場夜景バスツアーとして、初めて夜間に開催しましたが、定員45名に767名もの応募がありました。新聞やテレビでも取り上げられ、川崎市ならでは産業観光の魅力が紹介されたことは大きな成果だったと考えています」

Q:同行された夜景評論家・丸々もとおさんの解説がよかったと聞きました。大山顕(けん)さんが文章を書き、石井哲(てつ)さんが写真を撮った、『工場萌え』という写真集も評判です。専門家の同行を今後も検討すべきでは?
A:経済労働局長「工場の配管の説明や写真撮影のポイントなどについての解説が好評でした。今後も専門家の同行を積極的に検討していきます」

Q:観光庁が誕生し、外国人観光客の年間1000万人達成が目標になっています。川崎市役所に観光推進課をつくるべきではないか?
A:経済労働局長「観光推進の組織の整備は、観光協会や商工会議所と連携を深める中で検討していきます」

Q:羽田空港が再拡張・国際化(発着容量が1.4倍に増加。現在の1時間当たり30便、年間29.6万回が、1時間当たり40便、年間40.7万回に増加します)される2010年10月までの観光施策が重要と思います。重点事業にすべきでは?
A:市長「自治体の使命である住民福祉の充実を第一に、観光施策の効果を十分に検証しながら進めていきます」

「チャンスは前髪しかない」。チャンスは訪れた瞬間につかまないと活かせない、という意味で、英語のことわざとして習いました(英文はTake opportunity by the forelock.)。平成21年のNHK大河ドラマは「天地人」。天の時、地の利、人の和。川崎が世界の玄関口・羽田空港に近いというのは、地の利。その羽田空港が平成22年10月に再拡張・国際化を迎えるというのは、天の時。川崎にとって、今は100年に一度の不況ではなく、100年に一度のチャンスではないか。そのチャンスを議会と行政が一体となって、しっかりつかみたい、活かしたい。そう強く思っています。

wrote by m-hamada : 2008年12月16日 20:06