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2009年01月01日木曜日

山田太一さんの言葉。「最後に残るのは『家族』」。

 「本当に書くに値するのは40代以降です。病気もするし、職業や職場でも大きな格差が生まれる。夫婦の関係も若いころとは違う。すべてにおいて深く、複雑になります」。脚本家の山田太一さんが「ホーム」を描くドラマが少なくなったことを問われて答えた言葉です。さらに、続けて、「僕が家族劇を書き続けるのは、誰にとっても最後に残るのが家族だからです。家族には、自分では選べない『宿命性』があります。家族以外は『この人は仕事ができる』『美人だから』などと、自分にプラスかどうかを考えて付き合うでしょ。でも、家族は『なぜこの家に生まれたのか』と思っても、宿命性として背負うほかありません。その葛藤がドラマになり、時には救いにもなる」と答えています。
 1月8日から、山田太一さんが12年ぶりに手がけた連続ドラマ『ありふれた奇跡』がスタート(フジテレビ系、木曜午後10時)。それに先立ってのインタビューでのやりとりを読み、人生と家族を深く見つめる優しいまなざしが感じられ、心があたたかくなりました。

wrote by m-hamada : 2009年01月01日 21:37