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2009年03月09日月曜日

市内縦方向の交通渋滞対策を!(予算委・質問)

 3月9日(月)、予算審査特別委員会で質問に立ち、(1)縦方向の交通渋滞対策、(2)バイオディーゼル燃料(BDF)の導入事業、(3)保育所の待機児童解消策、の3点について市の取り組みをただしました。(以下はその一問一答の要旨です)

(1)縦方向の交通渋滞対策を!
Q:平成21年度の重点事業である「緊急渋滞対策」の中に「信号の調整による渋滞改善」とあるが、その中味は?
A:(建設局長)渋滞のネックになっている交差点について、信号の改善案をつくり警察と協議していきます。
Q:国道や産業道路と交わる道路の渋滞解消のため、今まで以上に長い距離にわたって信号の連動を図るべきだ。
A:(市民・こども局長)市として警察と連携し、安全で円滑な交通環境づくりに努めて行きます。
Q:巻き込み事故防止と左折車の円滑走行のため、歩車分離式信号(歩行者と車の動線が交わらない信号)を増やすべきだ。
A:(市民・こども局長)歩車分離式は市内に50か所あります。事故の減少と渋滞の解消のために交通量調査をしっかり行い、導入へ向けて警察と協議していきます。
Q:しっかりとした渋滞解消を図るべきだ。
A:(市長)根本的な渋滞解消には縦貫高速道路2期(大師から東名川崎インターまでを結ぶ高速)が必要だが、まだ時間がかかるため、緊急的に交差点の改善で渋滞解消を図ります。

(2)バイオディーゼル燃料の導入促進を!
Q:交通局として、廃食油からつくられるバイオディーゼル燃料(BDF)の試験的導入をするようだが、その内容は?
A:(交通局長)軽油に脂肪酸メチルエステルを5%混ぜた燃料で、市バス1台を試験的に営業運行し、燃料フィルターや噴射ノズルなどへの影響を調査します。
Q:次のステップとしてBDF100%の使用を検討していくべきだ。
A:(交通局長)今回の5%燃料の調査結果をふまえ、今後、研究していきます。
Q:環境局でもBDFを使った走行実験をしているようだが。
A:(環境局長)平成20年11月4日から4日間、廃食油100%のBDFでごみ収集車の走行試験を行ないました。交通局の調査結果もふまえ、拡大を検討していきます。
Q:家庭から廃食油を回収するシステムづくりの状況は?
A:(環境局長)廃棄物処理法に基づき一般廃棄物処理計画に位置づけ、廃食油の精製技術の進展や経済的合理性などに注視しつつ、検討していきます。

(3)保育所待機児童の解消を!
Q:川崎にはたくさんの子育て世代が引っ越して来ており、保育所を増やしているものの待機児童が減らないが、一方ではそのお陰で、人口が増え市税収入が増えている。ぜひ、待機児童解消策を強力に進めるべきだ。定員の弾力的運用によって定員を上回って受け入れる方針があるはずだが、現状は?
A:(こども本部長)公営保育所では定員を4.6%(350名)上回り、民営では6.7%(356名)上回って受け入れています。今後とも定員の弾力的運用を進めます。
Q:新宿区では、閉校した小学校の校舎に保育所を開設するという緊急対応をしているが、川崎でも小中学校の敷地内に保育所を開設できないのか? 新しい待機児童対策を21年度前半に出すべきだ。
A:(こども本部長)保育所の建て替えの時などには、学校敷地の一時的利用をお願いしていきたい。夏ごろまでに基本的な対策をまとめてまいります。

wrote by m-hamada : 2009年03月09日 19:56