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2009年11月01日日曜日

『だから私は本を読む』の著者、資生堂名誉顧問・福原義春さんの言葉

 「古典や小説などはすぐに役に立たないと思われるかもしれない。しかし、私の経験した社長業十年の間に下した大きな決断はほとんど本から学んだ智慧によるものだったのだ」。
 11月1日付の公明新聞に掲載されていました。
 自身の読書体験として、「戦後は伯父の福原信三が視力をほとんど失って、その頼みで大人向けの新刊書の音読をさせられたことだ。それはとても大変な仕事だったけれど、ずっと後になってその体験がどれだけ生きてきたか判らない。」とも紹介されていました。もしかしたら、少年の将来を考えて頼む形で読ませたのではないかと想像してしまい、伯父さんの慈顔が思い浮かぶような気がしました。

wrote by m-hamada : 2009年11月01日 21:12