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2009年12月06日日曜日

「NHK『迷宮美術館』巨匠の言葉」(三笠書房)の中から

 「人間は醜い。されど人生は美しい」。
 19世紀フランスの画家、アンリ・ド・トゥルーズ=ロートレック(1864年11月24日~1901年9月9日)の言葉。ロートレックは、13歳の時に左の大腿骨を、14歳の時に右の大腿骨をそれぞれ骨折したため脚の発育が停止、胴体の発育は正常だったものの、脚の長さは子供の状態のままという障害を持つことになる。身体障害者として差別を受けたからか、娼婦や踊り子のような夜の世界の女たちにある種の共感をもち、彼女たちを愛情のこもった筆致で描写。作品は、油彩『ムーラン・ルージュに入るラ・グリュ』(1892年)、ポスター『ディヴァン・ジャポネ』(1892年)など。
 「こんな風に描くためには、何度も死ななくてはならない」。
 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年3月30日~1890年7月29日、オランダに生まれ主にフランスで活動、「フィンセント」は「ビンセント」「ヴィンセント」とも)が、崇拝するレンブラント・ハルメンス・ファン・レイン(1606年7月15日~1669年10月4日、オランダ)の絵に対して述べた言葉。

wrote by m-hamada : 2009年12月06日 21:31