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2010年09月12日日曜日

硫黄島総指揮官・栗林忠道大将の辞世の歌

 「國のため 重き努(つとめ)を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき」
 1945年の硫黄島の戦いで日本側指揮官として知られる栗林忠道大将(くりばやし ただみち、1891年7月7日~1945年3月26日)の辞世の歌として、本やインターネットで紹介されていました。
 大本営は、この辞世の歌の「悲しき」を「口惜し(くちおし)」に変え、
 「國のため 重き努(つとめ)を 果し得て 矢弾尽き果て 散るぞ口惜し」
として発表したともあり、考えさせられました。
 アメリカとカナダに駐在武官として駐在経験があり、ハーバード大学に学ぶなど、陸軍の中では珍しい米国通だったようです。そのためか、兵力の急激な減少に繋がる大規模逆襲、撤退、自決および万歳突撃はいずれも厳禁としたとあり、冷静な知性とモラルの高さのようなものを感じ、心を動かされました。

wrote by m-hamada : 2010年09月12日 19:52