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2010年10月27日水曜日

ナイチンゲールの言葉

「忍耐強く、朗らかに、そして親切に」。
 フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale, ナイタンゲイルとも、1820年5月12日~1910年8月13日)の言葉として、聖教新聞10月27日付けの『新・人間革命』に掲載。お母さんの黙々と働く姿を表現する中で引用されている言葉で、母親の姿、生き方を象徴する言葉のように感じ、心に残りました。
 調べたところでは、ナイチンゲールはイギリスの看護師、社会起業家、統計学者、看護教育学者であり、近代看護教育の生みの親。病院建築でも非凡な才能を発揮。ギリシア哲学についても造詣が深く、オックスフォード大学のプラトン学者、ベンジャミン・ジョウェット(w:Benjamin Jowett)とも親しく交流した、とありました。彼女自身が負傷兵たちに奉仕したのはクリミア戦争の2年だけですが、むしろその象徴的献身や統計に基づく医療衛生改革で名声を得たようです。ナイチンゲール自身はクリミア戦争で熱病にかかり、37歳(1857年)の頃から虚脱状態に悩まされ、残り55年間は病床の日々を送ったようです。
 負傷兵たちに奉仕したクリミア戦争の2年間は、多くの人々に感動を与える光り輝くような日々だったのだろうと思います。

wrote by m-hamada : 2010年10月27日 15:03