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2010年12月10日金曜日

東京外国語大学学長・亀山郁夫さんの言葉

 「教養とは自らを更新し、世界を広げるためのツールなのです」
 東京外国語大学学長でロシア文学者としてドストエフスキーを長く研究されている亀山郁夫さんの言葉です。12月16日付の朝日新聞に掲載されていました。
 亀山さんは、「経験とは、ただ積み重ねればいいものではありません。経験を重ねることで感性が鈍磨し、世界と新鮮に向かい合えなくなる。いかなる文学や音楽にも感動できなくなる。経験には、常にそうした危険がつきまとっています。」と述べられ、「そこで大切になるのが、自らをリセットする力、いわば『忘却力』」だとされています。
 そして、それは、「なにかを捨てるのではなく、逆に『未知なる教養』を手に入れる」ことだと展開され、冒頭の言葉で結ばれています。
 未知なる教養がリセットにつながる、そして忘却力である、というのは簡単には理解しにくい気がしましたが、時間をかけて深く味わい理解していきたいと思いました。

wrote by m-hamada : 2010年12月10日 15:32