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2011年05月28日土曜日

サルトルを研究している海老坂武さんの言葉

 「現代は知識人とは何かが問われています。サルトルが強調していたのは、自分の研究の目的は何かを、別の視点から見る必要性でした。別の視点で専門分野を眺めるときに、人は知識人になるという言い方をしています」。
 フランス文学者として、フランスの哲学者であり文学者であったサルトルについて、研究を重ねてこられた海老坂武さんの言葉です。5月28日付の日経新聞・夕刊に掲載されていました。
 人間の陥りやすい「自分が見えなくなる」「自分が客観視できなくなる」ということが、知識人にもあるということと、それをサルトルが鋭く指摘していたということに関心を持ちました。
 味わい深い言葉だと思いました。

wrote by m-hamada : 2011年05月28日 19:55