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2011年06月30日木曜日

障害者雇用の拡大を! 駅東口の安全対策を!(一般質問)

 6月30日、一般質問を行ない、(1)放射線測定の全国統一基準づくりのための国への働きかけ、(2)障害者の雇用促進、(3)中学校ランチサービスの改善と食育(しょくいく 食事の大切さについての教育)の推進、(4)川崎駅東口バスターミナルの安全対策、(5)羽田空港の騒音問題への対応、の5つのテーマを掲げ、それぞれ市民意見を取り上げつつ質問しました。


 放射線測定の全国統一基準づくりを!

 川崎区田島町の公害研究所では地上12メートル地点で、浮島では地上3メートル地点で、それぞれ放射線量を測定しているが、全国的に測定方法の基準がないことから、統一基準づくりを国へ働きかけるべきと要請しました。
 総務局長より「首都圏の9都県市として、放射線の安全基準と測定基準の確立について要望を行なったが、引き続き要望を行なっていきます」との答弁がありました。


 市職員の障害者採用の年齢拡大を!

 身体障害者を対象とした川崎市職員採用選考について、平成21年に年齢条件を「18~29歳」から「18~34歳」へと拡大したが、障害者の雇用充実のため、さらなる年齢拡大を検討すべきと質問しました。
 人事委員会事務局長は、「川崎市では身体障害者を対象とした職員採用を昭和57年から実施しており、これまでに119名の方を採用しています。平成21年に年齢条件を拡大したことにより、申込者はそれまでの2倍以上となり、そのうちの約2割が30歳以上となっています。さらなる年齢条件の引き上げは、申込者の推移を見ながら検討していきます」と答えました。


 中学校ランチサービスの改善を!

 昨年度、中学校ランチサービス事業検討委員会が実施したアンケート調査(中学生の回答数4,855人)によると、95.0%が家から弁当を持参していますが、75.9%は家から弁当を持ってこない場合コンビニで買っていると回答しています。ランチサービスを利用しない理由(複数回答可)は、「注文が面倒だから」が44.5%、「コンビニの方が便利だから」39.6%、「ランチを取りに行くのが面倒だから」26.7%となっていることから、ランチサービスの一層の改善と食事の大切さを正しく認識してもらう食育の推進を求めました。
 教育長は、「今年度から、栄養バランスを考えた日替わりメニューを当日注文もできるようにし、弁当箱を使用しないパンまたはおにぎりとサラダなどを組み合わせたメニューなどを始めましたが、さらなる改善を図ってまいります。また、食事が果たす役割や健康に良い習慣について、食育の観点から指導してまいります」と答弁しました。


 駅東口バスターミナルの安全対策を!

 平成21年の年末に国の事業で銀柳街などに50台の防犯カメラが設置され、22年の犯罪発生件数は4割減少したと報道されていました。駅東口バスターミナルにも防犯カメラの設置を進め、安全対策の強化を図るべきと迫りました。
 まちづくり局長と副市長は、「川崎駅東口バスターミナルは、1日約64,600人という多くの利用者があり、エレベーターとエスカレーターを監視する目的で合計10台の監視カメラが設置されています。公共空間の防犯性・安全性をさらに高めるため、監視カメラの増設や魚眼レンズを備えたカメラの導入を警察などと協議して検討していきます」と約束しました。

wrote by m-hamada : 2011年06月30日 20:37