« B型に励ましを! | メイン | あしなが育英会会長・玉井義臣さんの言葉  »

2011年08月26日金曜日

長嶋茂雄さんの言葉

 「これまでをふり返ると、野球だけの人生といってもいいね。勝つために努力を重ねてきました。しかし常によい結果が出たとは限らず、失敗もある。それをはねっ返そうと、再び努力する。努力、努力の積み重ねですね。それだけ厳しいから、人には明るく接しようと思っています。」
 8月26日付け朝日新聞の『人生の贈りもの』に掲載されていました。インタビュー形式の連載記事で、インタビュアーに「長嶋さんは、いつも人生を前向きにとらえていらっしゃいます」と聞かれたことに対する長嶋茂雄さんの答えです。

 他のインタビューの中では、「プロになって間もなく『長嶋は天才だ。大した練習をしなくても打つ』などとマスコミに書かれ、天才らしく振る舞おうと、人前では練習を大っぴらにできなくなった。天才のイメージに応えるためには、人の目のないところで人の何倍も練習しなくてはならない。ひたすら練習は続けました。打てなかった日は自宅に直行して食事もそこそこにバットを振りました。夢中で振るうちに外が白々と明るくなったこともありました。」とありました。
 天性の素質とともに、大変な努力の人であることがわかり、感銘を受けましたが、その長嶋さんが「それだけ厳しいから、人には明るく接しようと思っています」とおっしゃるところに、周囲の皆さんへの大きな心遣いを感じ、尊敬の念を強くしました。

 リハビリが順調に進み、「目標」と言われている「始球式で投げること」が一日も早く実現しますよう心からお祈り申し上げます。
 

wrote by m-hamada : 2011年08月26日 21:53