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2011年09月03日土曜日

あしなが育英会会長・玉井義臣さんの言葉 

 「社会変革は不幸を背負った人間にしかできない。怒り、悲しみ、苦しみが深ければ深いほど、運動は大きくなる」。
 9月3日付の産経新聞「転機。話そう、話しましょう(35)」に掲載されていた、あしなが育英会会長の玉井義臣(たまい・よしおみ)さんの言葉です。

 国会議員の秘書をしていたときに、あしなが育英会の支援を受けて通学している大学生や高校生が、毎年のように議員会館へ要望活動に来られていましたが、その礼儀正しい姿が強く印象に残っていたため興味深く読みました。

 「あしなが育英会」は、病気や災害(道路における交通事故を除く)、自死(自殺)などで親を亡くした遺児や、それらが原因で親が重度の障害を負った家庭の子どもたちを支援する奨学金であり、名称は、アメリカの小説家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した小説『あしながおじさん』(Daddy-Long-Legs) にちなんでいます。
 
 玉井義臣さんは、28歳の時に母親を交通事故で亡くされ、54歳の時には奥さんをがんで亡くされていますが、それだけに、その玉井義臣さんが「社会変革は不幸を背負った人間にしかできない」とおっしゃる言葉に強い意志が感じられ、心に響きました。
 同じような強い意志を持って、市民生活向上のために活動していかなければと思いました。

wrote by m-hamada : 2011年09月03日 20:03