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2011年09月27日火曜日

区役所で出張就職相談会を! (決算委員会)

 9月26日、決算審査特別委員会で質問に立ち、(1)就職支援の強化、(2)市立病院の会計処理の効率化、(3)看護師養成の拡充、の3つのテーマを掲げ、市の対応について追及しました。


  60歳以上の就職支援をより利用しやすく!

 川崎市独自の就職支援の窓口であるキャリアサポートかわさきについて、60歳以上の人も多く訪れているものの、溝の口駅前にあることから高津区の利用者が多いという現状から、川崎区役所などでの出張相談会を開催すべきと迫りました。
 担当の経済労働局長からは、「昨年は、就職相談や就職準備セミナーの受講などを2,856人の方に利用していただきました。就職相談については、求職登録者640人のうち273人が就職決定し(決定率42%)、その就職決定者のうち18%が60歳以上でありました。市民により身近な区役所等での出張相談は、利便性の向上につながりますので検討していきます」との積極的な答弁がありました。


  市立病院の会計の効率化を!

 市立病院では平成19年から会計でクレジットカードが利用できるようになっていますが、迅速化と効率化につながるもののまだまだ知られていないことから、利用促進への努力を求めました。
 答弁として、病院局長から「市立川崎病院でのクレジットカード利用は、件数では全体の5.5%、金額ベースでは21.3%となっておりますが、夜間や救急時など緊急の際も利用できることから、安心の受診に結びついているものと考えます。病院内での現金の盗難防止にもつながり、分割払いも選択可能となるなど患者サービスの向上が図れますので、わかりやすい案内に努め、充実を図ってまいります」との答えがありました。


  看護師不足解消へ真剣な取り組みを!

 川崎市内には看護師の養成学校が5つあり、1学年当たりの総定員は280名。内訳は、2年制で准看護師を養成する「川崎市医師会附属准看護学校」が40名、同じく2年制ですが准看護師が入学し正看護師を養成する「川崎看護専門学校」および「高津看護専門学校」がそれぞれ40名、3年制の「市立看護短期大学」および「聖マリアンナ医科大学看護専門学校」はそれぞれ80名。看護師不足を解消するためには定員を増やすべきで、特に、川崎看護専門学校は、川崎市の出資法人(出資率68.9%の財団法人川崎市看護師養成確保事業団)が運営していて、補助金を6,787万円(平成22年)も出していることから、市の決断で定員を増やすべきと主張しました。
 健康福祉局長からは「看護学校の定員増は看護師不足解消のために大切な課題。看護人材育成に努力し看護学校を支援していきます」との答えがあり、副市長からも「総合的な検討を進めます」との約束がありました。

wrote by m-hamada : 2011年09月27日 19:50