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2012年01月15日日曜日

「名医の条件」に登場した笹子三津留さんの言葉

 「外科はサイエンス(科学)であり、アートでもあり、僕は両面が大事だと思っています。治療方針を決める根拠になるのがサイエンス。どんなに巧みな手術をしても、意味がない手術なら0点です。逆にやるべき治療をしても、100点満点のできばえかは別問題。アート、技量の世界です。工芸品の世界で匠(たくみ)と呼ばれる人たちは、経験を積み重ねながら、ものすごく考える。手術のうまい医者もほとんどがそうです。考えてやるほど手術が上手になるし、皆にわかるコツを発見する。
 コツはどんどん書いて流布した方がいいし、文字にできない部分は見に来てもらう。僕も若い頃は名人と呼ばれる先生の手術をたくさん見に行き、部分部分を盗み、試行錯誤しながら自分の流儀を作ってきました。術式と言えないまでもコツに属するものはたくさんあり、患者さんのためにもしっかり伝えていきたいと思っています。」

 1月15日付け毎日新聞の「名医の条件」で紹介されていました、兵庫医科大上部消化管外科主任教授・笹子三津留(ささこみつる)さんの言葉です。

 「外科はサイエンス(科学)であり、アート(芸術)でもある」という部分に感動。TBSの日曜ドラマ『JIN-仁-』やマンガ『ブラックジャック』などを見て、なんとなく感じていたことをズバリと言っていただいたようで、うれしいと思いました。

 「賢者は歴史に学び、愚か者は体験に学ぶ」という言葉でも有名なドイツ帝国の宰相、オットー・フォン・ビスマルクが述べたという、「政治とは可能性追求の技術である」という言葉が思い浮かびました。

 自分自身も匠(たくみ)のように「ものすごく考える」ことを心がけ、市民相談の対応や議会質問の技量をしっかりと高めていきたいと思いました。

 

wrote by m-hamada : 2012年01月15日 15:32