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2012年01月19日木曜日

川崎の国際戦略総合特区が始動!

 「あらためて日本の経済成長を力強く牽引するため、京浜臨海部の強みを生かしてライフイノベーションを推進する本特区に全力で取り組む決意をした」(1月19日付け神奈川新聞より)。
 これは、1月18日に首相官邸で開かれた「総合特区の具体化へ向けた国と地方の協議会」の初会合のあと、阿部孝夫・川崎市長が述べたコメントです。

 国際戦略総合特区に指定された川崎区の殿町地区は、約40ヘクタールの地域に税制上の支援措置などによって、医薬品・医療機器・健康食品などの企業・研究機関の誘致をめざし、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を活用した再生医療による脊髄損傷治療やアルツハイマー治療、また、がん研究や東西医療の融合を見据えた機能性食品の開発などで、世界をリードする研究と製品の誕生が期待されています。

 5年後には3000億円の経済波及効果が生まれ、20年後には医薬品や医療機器、健康食品・サプリ、健康志向食品、フィットネスなどで14兆円の市場が創出され、23万人の雇用が生まれると試算されています。

 川崎市先端科学技術成長戦略アドバイザーである日本総合研究所の寺島実郎理事長は、「アジアの中で日本が光を放っていけるかどうか、リトマス試験紙のようなプロジェクトだと思う」と述べ、「新しい文脈で京浜工業地帯をつくり替えなくてはいけない」とも語っています。

 期待通りの明るい未来が開け、大きな成果に結びつくように、しっかり応援していきたいと思います。

 

wrote by m-hamada : 2012年01月19日 13:52