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2013年01月30日水曜日

『聞く力』の著者・阿川佐和子さんが感動したという言葉

 「コミュニケーション能力が問われている今、どううまく伝えるかという発信のノウハウ本は多い。しかし本当のコミュニケーションとは、相手の言葉を黙って聞き、その人そのものを受け入れることではないか」。

 朝のテレビ番組で、ある人がなぜ『聞く力』がベストセラーになったのかを分析する中で語った言葉だそうで、阿川さん自身はこれを聞いて、目からうろこの思いだったようです。1月28日付け日経新聞・夕刊の連載インタビュー「人間発見 『聞く』ことは面白い(第1回)」の中で紹介されていました。

 連載の第3回(1月30日付け)では、「マスコミの仕事をするようになり、父(作家・阿川弘之さん)に繰り返し言われたこと」として、「『正義の御旗を掲げるな』。正論を語るのは、ただでさえ危険。『ましてや女が正論を吐くと、言っていることが正しくても、相手に届かない。声高に説き伏せようとする姿は滑稽にしか見えない。おまえも気をつけろ』。クギを刺されました」とも語られており、父子ともに哲学者のようだと感じ、興味深く読みました。

 議員も市民の意見をどれだけ受け入れているかが問われる立場だと思うので、よくよく心していきたいと思います。ペラペラと無駄なことばかり言って、なんて言われないように。
 

 

wrote by m-hamada : 2013年01月30日 20:03