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2013年02月18日月曜日

髙野悦子さんの座右の銘

 「すべての女性運動は平和運動をもって帰結する」。

 2月9日に亡くなられた岩波ホール総支配人の髙野悦子さんが座右の銘としていた言葉で、もともとスウェーデンの社会思想家エレン・ケイの言葉であったようです。
 2月18日付けの毎日新聞・夕刊に東京国際女性映画祭ディレクターの大竹洋子さんが寄稿されていた、『深慮遠謀と前進の人 髙野悦子さんを悼む』の中で紹介されていました。

 大竹洋子さんは、エレン・ケイの影響を大きく受けたのが平塚らいてうであること、また、その平塚らいてうが髙野悦子さんの母校の先輩に当たることも紹介され、「女性は他の光によって輝くのではなく、自らの内面から輝くのだと宣言したらいてうの思想(『元始、女性は太陽であった』)を、髙野さんは映画人生の折々に実践した」とも述べられています。

 時代と空間を超えた、信念の人の絆が強く感じられ、心に残りました。

wrote by m-hamada : 2013年02月18日 20:23