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2013年09月24日火曜日

トルストイ著『アンナ・カレーニナ』の言葉

 「幸せな家庭はどれも同じように幸せだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」。

 ロシアの文豪トルストイの著書『アンナ・カレーニナ』の冒頭の言葉です。

 アサヒグループ・ホールディングス相談役の福地茂雄さんが、9月24日付けの毎日新聞・夕刊の『読書日記』を担当されており、『ビジョナリー・カンパニー③ 衰退の五段階』(ジェームズ・C・コリンズ著・山岡洋一訳)という本について紹介していましたが、その本の紹介の中で、『アンナ・カレーニナ』の冒頭の言葉を引用されていたことが印象に残りました。

 その本は、有名な企業が衰退する理由や転落を阻むためのポイントについて、克明な調査・分析をもとに論じているようですが、その紹介に際して、文学作品の一節をさらりと登場させ、格調高く興味深い読書日記に仕上げていらっしゃるところがステキだなあと感じました。

 ほかにも『平家物語』の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」も引用されておりましたが、博学ぶりとオシャレ心に感心しました。
 さぞかし豊富な読書量をお持ちなのだろうなと想像し、自分自身もしっかり本を読もうと思わされました。

 

wrote by m-hamada : 2013年09月24日 21:24