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2013年09月12日木曜日

認知症対策の充実を!福祉産業で経済活性化を!(代表質問)

 9月12日の川崎市議会本会議で、公明党が代表質問(宮前区・田村伸一郎議員)を行い、20項目以上のテーマについて市の姿勢を質しました。その中の認知症対策、福祉産業活性化、シルバー人材センターの充実の3つのテーマについて報告します。


認知症サポーター養成講座の拡大を!

 65歳以上の高齢者の15%に認知症がみられると言われていることから、認知症に対する正しい理解をすすめるための「認知症サポーター養成講座」について、市役所の出前講座に加えるなどの方法で受講拡大を図るべきと質問しました。
 健康福祉局長は、「区役所での開催をはじめ、認知症キャラバン・メイト(養成講座の担当者)による地域での開催を拡充していく」と約束。昨年、初めて実施した「男性介護者の集い」と「認知症あんしん生活実践塾」を、引き続き実施していくことも答弁しました。


川崎発の福祉製品の中国での利用促進を!

 中国には日本の約6倍の高齢者がおり、日本人と体型が似ていることから、川崎市内で開発・製造された福祉製品について、中国での利用促進を図るべきと質問しました。また、川崎市内での福祉ロボットの実用化推進策についても質問しました。
 経済労働局長は、昨年と今年の訪中で、市内企業の音声拡張器が中国市場で販売されるようになったことと、より多くの川崎発の福祉製品が中国で販売されるようになるための調査実施が決まったことを答弁。「福祉産業交流の土台づくりを進めていく」と約束しました。
 また、大和ハウス工業株式会社と協定を結び、自動排泄処理ロボット「マインレット爽(さわやか)」を市内8か所の特別養護老人ホームで試行的に利用推進していることと、在宅介護者への無償貸与を進めていることを答弁しました。


高齢者が希望する多様な働き方に対応を!

 千葉県柏市が「生きがい就労事業」との事業名で、「無理なく、できる範囲で働くこと」と「地域貢献、趣味を活かす、人との関わりを求めること」とを両立する仕事づくりを行っていることを紹介し、本市のシルバー人材センターにおいても仕事の幅を広げていこうと質問しました。
 健康福祉局長は、シルバー人材センターが平成17年から「子育て支援サービス」として保育園・幼稚園・小学校などへの徒歩での送迎支援を開始し、22年からは「家事援助サービス」として家庭内での清掃・洗濯・調理などを行っていることを答えつつ、新たな分野での業務拡大も重要なので推進していくと答弁しました。

wrote by m-hamada : 2013年09月12日 20:27