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2014年12月04日木曜日

東京オリンピックをめざして交通計画の進展を!(代表質問)

 12月4日、川崎市議会本会議において、高津区選出の岡村テル子議員が、公明党の代表質問に立ちました。
 20項目を超えるテーマについて質問しましたが、その中の東京オリンピック・パラリンピックをめざした交通計画の質問について報告します。

 2020東京オリンピックへ向けて市内の交通網を整備しよう!

 2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを目指して、都心から羽田空港まで新しい鉄道路線の計画が検討されていることから、鉄軌道系のアクセスの必要性を訴え、川崎までの延伸を提言し、実現を目指すべきと質問しました。
 また、JR東海道貨物支線の貨客併用化の現状と、仮称キングスカイフロント駅の可能性についても聞きました。
 さらに、羽田空港の機能強化について、飛行経路の見直しで南風時にB滑走路使用による出発が取り沙汰されていることから、KING SKYFRONTの真上を通過するようになり、極めて微細な最先端の研究開発をする場所でもあり、音や振動の影響が心配されることを指摘。
 既存の建物とこれから建設される建物への対応と取り組みについて質問しました。
 近隣住民への配慮も必要であることから、具体的な取り組みについても問いました。

 答弁として、まちづくり局長は、「羽田空港から川崎臨海部への鉄軌道系のアクセスは、臨海部の活性化や国際的な企業の誘致を促進する上で大変重要な課題と認識しているところでございます。現在、国の交通政策審議会において、東京オリンピック・パラリンピックに向けた対応や羽田空港機能強化に伴う空港アクセス強化などについて審議がされているところでございまして、その中で、鉄道事業者による都心から羽田空港への新線計画等も含めて議論されておりますので、今後ともその動向を注視するとともに、情報収集に努め、将来に向けたさまざまな可能性を探ってまいりたいと考えております」と答えました。
 また、東海道貨物支線貨客併用化の現状については、「これまで東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会において、ルートの検討や沿線の開発動向把握や必要性のPRなどに取り組んでまいりました。一方、実現に当たりましては、採算性の確保、貨物列車との運行調整など多くの課題があるとの認識が共有されているところでございますが、鉄道事業者による新路線の検討など周辺を取り巻く環境が変化しておりますことから、その状況を踏まえ、今後の交通政策審議会の答申に向けて関係自治体と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております」と答弁しました。
 さらに、キングスカイフロント駅の可能性については、「協議会での東海道貨物支線貨客併用化の検討におきましては、KING SKYFRONT直近に仮称塩浜駅の構想がございますので、同路線の具体化を見据えながら検討を進めてまいりたいと考えております」と答えました。
 また、空港機能強化に伴うKING SKYFRONTの建物への対応については、「国の首都圏空港機能強化の取り組みに当たりこのたび示された案では、南風時の夕方に羽田空港B滑走路を離陸に活用し、KING SKYFRONTの上空を通過する飛行ルートが示されているところでございます。一方で、同地区では、実験動物中央研究所などが既に運用を開始するとともに、今後も多くの研究施設等の立地が決定しているところでございますので、国に対してそれらの影響や抑制方策等について丁寧に説明をするよう要請してまいります」と約束しました。
 近隣住民への配慮につきましては、「8月に開催された首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会におきまして、国から、川崎側へ離陸する新飛行ルートの提案がございまして、9月に大師地区の25町内会長に対し、本市よりその概要を説明させていただいたところでございます。また、これまで国に対し、地元の理解を得るために早期に説明会を開催するよう求めてまいりまして、今後、大師地区の25町内会長により構成される航空機対策協議会に対し、国において直接説明を行う予定でございます」と答弁しました。
 
 

wrote by m-hamada : 2014年12月04日 21:17