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2015年05月29日金曜日

杉 良太郎さんの言葉

 「外からみると杉良太郎は強い人間と思われがちだ。しかし実はごく平均的、むしろそれよりも弱いところがある。人のことだと頑張れるが、自分のことになるとからきし駄目な性格だ。私が思うに強い人間など、そういるものではない」。

 俳優の杉良太郎さんの言葉です。5月29日づけ日経新聞・夕刊の「こころの玉手箱」第5回の中で述べられていました。誠実さが感じられ、心に残りました。

 同じ「こころの玉手箱」では、第1回でも興味深い言葉が紹介されていました。
 「『若い頃の苦労は買ってでもしろ』とは、まさにその通りで、私は18歳から20歳までカレー屋で奉公をしていた。3食、店のカレーライスを食べさせてもらい、朝6時から夜11時まで無給料で働いた。休みは正月元旦のみ。まさに精神修行のような生活を送った」と。
 そして、「このカレー屋での経験において、生きるとは何か、仕事とは何か、自分はどう生きたいのかを自問自答し続けた。気が付けば過酷な日々と引き換えに芸を究めるに無くてはならない強靭(きょうじん)な精神が手に入っていた。」ともありました。
 この第1回の言葉を読んで、ものすごく強い人だと感じていましたので、なおさら、冒頭の言葉に驚きと誠実さを感じたのかもしれません。

 「人のことだと頑張れる」というところも真実だなと思いました。


wrote by m-hamada : 2015年05月29日 21:47