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2015年05月30日土曜日

ビリギャルの母・ああちゃんの言葉

 「私は、子どもには、全肯定です。叱って、禁止して、何かをやめさせることで、経験上、子どもは、どんどん無気力になり、意欲に乏しくなります。親は、何よりもこれを恐れるべきです。
 叱らずに、子どもなりの理由をよく聞き、時間をかけて分かってあげる。親はどこまでいっても、子どもの味方ですから。
 子どもの方向性を決める場合には、親が勝手に決めるのではなく、選択肢を用意してあげ、選んでもらうといった丁寧な姿勢が大切だと思っています」。

 映画公開(5月1日)から26日間で、動員数160万人を突破した映画『ビリギャル』。その原作本のモデルとなった高校生さやかさんのお母さんが゛ああちゃん”で、今回の言葉は、その゛ああちゃん”の言葉です。
 5月30日付の聖教新聞12面『10代の「〇〇」』で紹介されていました。
 ああちゃん(ペンネーム・橘こころさん)は、『ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家庭を再生させた母の話』(KADOKAWAアスキー・メディアワークス)という本も書かれています。

 『ビリギャル』の原作本は、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』(KADOKAWA)で、この著者である坪田塾の塾長・坪田信貴先生との出会いこそが、さやかさんが変わる直接のきっかけになったようです。

 私もこの本の「作文と小論文の違い」の部分などを読み、物事を明快にクリアに説明してくれる頭脳明晰な先生だと感じていましたが、今回のお母さんの言葉を読み、その素晴らしい先生と出会うことができた陰には、お母さんの大きな愛情と全肯定の姿勢だったのだなと感じ、感動しました。

 叱って、禁止して、無気力にしてはいけないなと、強く思いました。

 

wrote by m-hamada : 2015年05月30日 21:49